SOCIAL WORKER REAL

患者と家族の笑顔のために
不安や心配を解消しながら
支援していくこと。

花井 麻記さん

高島平中央総合病院勤務(東京都)

2015年 福祉援助学科 保健福祉コース卒業
■取得している資格:社会福祉士

患者のよりよい未来を考えるやりがいと誇りのある仕事。

突然的な病気やケガ、持病の悪化などで入院・治療を受ける急性期病院で、医療ソーシャルワーカー(MSW)として働いています。退院支援をはじめ、入院をきっかけに生活に不安や心配を抱える患者・家族から相談を受けたり、ときには介護支援相談員と協力し、在宅調整、転院支援、経済面における支援など、個々の状況に合わせた支援を行っています。福祉の道を選んだ理由は、母が介護支援相談員であったこと。誇りをもって楽しそうに仕事をしている背中を見て育ったことから、福祉の仕事に就けば、誇れる仕事ができると考えました。

密なコミュニケーションでそれぞれの立場の人に理解を。

この仕事の難しさは、患者や家族の「長く病院に入院していたい・させたい」という気持ちと、医療機関としての「早期退院」の考えが対立することが多いこと。早期退院が難しいケースとして、患者と家族の関係、金銭的問題、社会資源の問題などとさまざまです。そのため、医師や看護師には常日頃から報告を欠かさず行い、理解を得ることを大切にしています。また、担当する患者とは毎日顔を合わせて会話することで、現状の把握を欠かさないように心がけています。さまざまな方と話す機会が多い仕事ですから、相手に自身の意図を伝える能力が必要。どの立場の方からも納得できるよう、しっかりとコミュニケーションを取るよう心がけています。

「あなたがいて良かった」と思っていただくことが目標。

日々のモチベーションは、退院が近づくにつれて患者や家族の表情が明るくなり、退院されるときには満面の笑顔を見せてくださること。また、退院した方が元気な姿になって病棟に顔を出してくださって「退院のときは色々と大変だったけど、やっぱり家で過ごすのは楽しいね」と言っていただけたときは、自分の支援は間違っていなかったと、言葉にできないほどうれしかったです。世の中には、MSWの存在を知らない人も多く「病院にこんな相談をできる人がいたんだ」と言われることもしばしばですが、患者や家族から「あなたがいて良かった」と思っていただけるよう日々頑張っています。

※掲載情報は2017年度の取材当時のものです。

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