SOCIAL WORKER REAL

子どもひとり一人の
可能性に着目しながら
問題の解決・軽減に向けて
支援していくこと。

前田 奈緒さん

杉並区教育委員会事務局勤務(東京都)

2014年 福祉援助学科 子ども・家庭福祉コース卒業
■取得している資格:社会福祉士

内に秘めた思いを一緒に実現していく。

東京都杉並区で、学校や家庭からの依頼を受けて活動する“派遣型のスクールソーシャルワーカー”として働いています。子どもとのパートナーシップを大切に子どもの声を聞き、学校や保護者などと連携しながら、子ども家庭支援センター、病院、児童相談所など、それぞれの子どもに必要な機関やインフォーマルな資源への橋渡しを行うことで、問題の解決・軽減をサポートする仕事です。私たちが活動のなかで出会う子どもの背景はさまざまです。子どもたちに寄り添い、関係性を築くなかで見えてくる子どもたち自身の声を、周囲の大人たちに伝え、それぞれの思いを実現できるよう一緒に考えていきます。子どもがつらい状況にあれば、保護者や学校の先生方もつらくなるかもしれません。その際には子どもを中心とした支援を一緒に考えていきます。

子どもの魅力に着目し新しい可能性へとつなげる。

この仕事の難しさは、子どもにとっての利益と、周囲の大人がその子どものためと考える利益が一致しない場合があることです。その際には子どもの声を周囲の大人たちに伝えていきますが、子どもにとっての幸せは何かと考えさせられます。このようななかでの私の原動力は、さまざまな体験や人とのかかわりから、子ども自身が元々秘めていた魅力に気づく瞬間、またそこから新しい可能性につながる瞬間にあります。

日本社会事業大学で培った学びと仲間とのつながりの大切さ。

私にとって日本社会事業大学での収穫は、座学で学んだ福祉の概念と、ボランティアや実習など、実際の現場を通して得た気づきの両方を知ることで学びを深められたことです。特に日本社会事業大学の先輩から誘われて始めた、子どもが放課後に集まって過ごす「子どもの居場所」でのボランティア活動では、スクールソーシャルワーカーの実践を近くで見ることができ、私自身も子どもを中心としたソーシャルワークに携わりたいと考えるきっかけとなりました。在学中はもちろん、共に福祉の道を志して福祉の現場で活躍している仲間や先輩とのつながりに、今も助けられています。

※掲載情報は2017年度の取材当時のものです。

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