SOCIAL WORKER REAL

人と社会の橋渡し役として
親と子どもを
支援していくこと。

大倉 沙也佳さん

静岡県東部健康福祉センター
(東部児童相談所)勤務(静岡県)

2015年 福祉援助学科 子ども・家庭福祉コース卒業
■取得している資格:社会福祉士、保育士

増え続ける悩みに寄り添い多くの人を助けることへのやりがい。

静岡県の児童福祉職として、県内4市の児童相談所で親や子どもが抱える問題の解決を手助けする児童福祉司として働いています。児童相談所への相談は年々増え続けています。相談者側の都合に合わせて予定を組むことが基本となるので、一週間のスケジュールはかなり過密です。子どもが何らかの理由で家庭外にて保護されることや、近隣住民の方からの通報への対応など、緊急性を要する場合は予定を変更することも多く、限られた時間のなかで業務をこなしていくことはとても大変です。ですが、それは全て人の命に関わることです。多くの人の助けになることは、やりがいでもありますね。

「出会えて良かった」のひと言が日々のモチベーション。

最近の仕事のなかで目立つのが、保護者である親が自身の問題を認識していないケースです。こういったことに起因する児童虐待では、子どもの安全性を考慮して子どもと親を引き離し、親と対立する場面もあります。そのようななかでのモチベーションは「あなたに出会えて良かった」と言っていただくこと。実際に、私が初めて施設に入所させた子どもが半年以上の時間を経てご家庭へ戻る際に「大倉さんみたいな児童相談所の職員に出会えて良かった。また家族が一緒に暮らせるようになって嬉しい」と言っていただきました。この仕事をしていて本当に良かったと思える瞬間です。

社大で学んだ"自己覚知"を意識し、自身を制御しながら適切な支援を。

今の仕事に必要な能力は、観察力と判断力です。相手のことをよく観察するなかで、どのような人物なのか、相手が何を必要としているのかをくみ取ることが大切です。また、自分の主観だけでなく、客観的な視点で物事を判断する力も必要になってくると思います。それは、人の心のなかやプライベートな事情など、とてもデリケートな問題に介入しなければならないからです。特に今、社大での学びで役立っていることは"自己覚知"の重要性。ケース情報や相手の方を目の前にすると、先入観や自分の感情についついとらわれがちですが、自分の考え方や感情の機微を客観的に捉えることで、自然と自分自身を制御しながら仕事と向き合うことができているように思います。

※掲載情報は2016年度の取材当時のものです。

子ども・家庭福祉分野の先輩をもっと見る
ページトップに戻る