福祉援助学科:
保健福祉コース
障がいのある方の社会生活を支援
コースの特長
1.豊かな人間性を育てながら障がいのある方の支援を目指す
当事者の気持ちを考え、主体性を尊重しながらサポートし、解決に向けて多方面からアプローチできる力を養います。講義やグループ学習はもちろん、現場で働く先輩から直接話を聞き、日常生活におけるさまざまな課題、心身の健康や社会生活上のニーズの把握を目指します。
2.関係機関と連携しリーダーシップを発揮する
保健医療の専門家とチームを組んで行う支援のための専門的知識や援助について学ぶことも可能です。さまざまな人や機関と連携し、リーダーシップをとることのできる人材を目指します。
主な職場・職種
- 医療ソーシャルワーカー
- 精神科ソーシャルワーカー
- 生活相談員(ケースワーカー)
- 特別支援学校教員
- 医療機関
履修モデル
高齢者履修モデル
高齢者・その家族・地域への働きかけから、豊かな高齢化社会構築の手がかりを学ぶ。
障害者履修モデル
障がいの種別や年代の枠を超えた、包括的アプローチを学習する。
医療福祉履修モデル
保健医療サービスと連携しながら、健康と生活の再設計を支援する福祉援助のあり方を学習する。
精神保健福祉履修モデル
精神障がいのある方の自立と社会参加を支援する、精神保健福祉士を目指す。
特別支援教育履修モデル
本学では「特別支援学校教諭一種免許状(聴覚)」の免許が取得可能。日本初の、日本手話に特化した教職課程。ろう学校やその他の特別支援学校教諭を目指す。
在学生 VOICE
経験豊かな先生の講義で
「障がい」を前向きに理解。
高校生の時から特別支援学校の教員になることが夢だったので、教育的な視点よりも福祉的視点から障がいへの理解を深めたいと思いました。以前は「障がい」について知りたくてもどこまで質問していいのか、そもそも健常者が触れていい問題なのかとすら感じていました。でも、現場経験の豊かな先生方が実際の映像や画像を交えながら、何も隠さず明るく話してくださるので、前向きにとらえられるようになりました。また、教職課程の授業で初めて手話に触れ、日本語とは違う文法で構成されていることを知るなど新たな発見も多く、学びへの興味が尽きません。卒業後は自分の夢を実現できるように、モチベーション高く取り組んでいきます!
國行 美羽さん
福祉援助学科 保健福祉コース3年
岩手県盛岡市立高等学校 出身
わたしが選んだゼミ
「障害のある人たちと生活、支援」


蒲生 俊宏教授
- 担当科目:障害者福祉論Ⅱ、障害児教育総論 他
- 研究テーマ:障害者の教育と福祉・知的障害関係施設の歴史と展望
さまざまなコースや課程から集まった
ゼミ仲間と歴史に学んで研究テーマを探る!
蒲生教授
ぜひ、先人たちの失敗や功績からも学んでほしいんです。現状と歴史の両方を学ぶと視野が格段に広がり、自分が何をどこまで理解したのかが把握できるし、これまでにない斬新な発想を生み出すヒントにもなるはずです。
國行さん
ゼミ生の分野が介護や保育、精神、教職課程など、幅広いのもこちらのゼミの特長でもありますね。ゼミ生の発表には新たな視点や知識が多く含まれていて、毎回刺激の多い発表やディスカッションだと感じています。
蒲生教授
基本テーマは「障がい者福祉」ですが、高齢者も赤ちゃんも要支援という意味では同じ分野ともいえます。専門コースや資格課程の壁を取り払うことで、新たな視点や気づきにつながったのでしたら、とても嬉しいです。
國行さん
卒業研究は、障がいのある子どもたちの学校教育について「インクルーシブ教育」や「特別支援教育」などの切り口で進めようと考えていますが、ゼミ仲間が取り組もうとしている研究にも興味がわき、迷っています。
蒲生教授
研究テーマの模索や迷い、変更は大いに結構です!何より重要なのは、國行さんが自分のテーマに“ワクワク”できることです。1つのテーマに固執しすぎず、興味を持って取り組めるテーマを見つけていきましょう。
國行さん
知的障がい者施設をゼロから創設した糸賀一雄さんの存在を蒲生先生のゼミで知り、その功績や苦労に感動しました。知的障がい者に以前から興味があり、ある程度理解していたつもりでしたが、まだまだでした。